Gemini 4 Argonの一般提供で何ができるか —— YouTube・Gmail・ドライブとつないだ使い方と注意点

Gemini 4 Argonの一般提供で何ができるか —— YouTube・Gmail・ドライブとつないだ使い方と注意点

予約はメール、仕込みの予定はカレンダー、在庫表はドライブ、新商品の研究はYouTubeの2時間の配信――。仕事の準備で、いくつものアプリを行き来している人は多いでしょう。Googleは2026年10月13日、最上位のAIモデル「Gemini 4 Argon」の一般提供を始めました。

本記事では、Argonの性能そのものよりも、GoogleのアプリとつないだときにArgonで何ができるかに注目します。YouTubeの長い動画の分析、メール・予定・ドライブを見て毎朝の段取りを知らせる「タスク」、散らばった資料から提案書とメールを作る公式デモ、検索やアプリづくりまでを紹介し、使える場所と料金、成績の見方、送信や支払いは自分で行うこと、国や言語の条件といった注意点もまとめます。

情報は2026年10月14日時点のものです。料金・提供範囲・数値は変わることがあります。出典は記事末尾にまとめています。

▶ 解説動画(本編)
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この記事のポイント
  • Gemini 4 Argonは、10月13日からGoogle AI Pro(月2,900円)以上で使える。
  • 強みは、YouTube・Gmail・カレンダー・ドライブなどGoogleのアプリとつながること。
  • 送信や支払いは自分で行い、国や言語で使えない機能がないかを確かめる。

基礎知識:Gemini 4 ArgonとGoogleのアプリをつなぐ仕組み

「Gemini 4 Argon」は、Googleが2026年9月30日に発表し、10月13日に一般提供を始めた最上位のAIモデルです。入力と出力を合わせて約100万トークンを扱え、文字・画像・動画・音声・PDFを読んで、文字で答えます。長い動画の分析やソフトウェア開発、法務・金融の文書の読解などに向いています。

一般提供で大きいのは、モデルの性能だけでなく、Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブ・YouTube・Googleマップ・Google検索(AIモード)といったGoogleのアプリとつないで使えることです。決まった時間や条件で自動的に作業を進める「タスク」や、いつもの手順を保存して使い回す「スキル」と組み合わせられます。

開発者向けのAPIでは、長い動画を分析するときに、最初からすべてのコマを読むのではなく、字幕(文字起こし)を先に読んで必要な場面の映像だけを読み込む方式が正式に使えるようになりました。Googleの説明では、長い動画で使うトークンが最大88%減り、品質は約7%上がります。

主要キーワード・技術用語の定義
Gemini 4 Argon
Googleの最上位のAIモデル。Geminiアプリの有料プラン(Google AI Pro・Ultra)や、Gemini API(AI Studio など)から使える。考える深さ(思考レベル)を選べる。
字幕を先に読む動画の見方
長い動画を分析するとき、まず字幕の文字で全体をつかみ、質問に関係する場面の映像だけを読み込む方法。計算の量を抑えながら、品質も上げられる。
タスク
「毎朝7時」「条件に合うメールが届いたとき」「特定の話題が出たとき」などをきっかけに、Geminiが裏でGmailやドライブを確かめ、まとめや下書きを作る機能。

アプリを行き来するだけで朝が終わる

メール

予約・問い合わせ

カレンダー

仕込みの予定

ドライブ

在庫表・レシピ

動画

2時間の勉強

予約や問い合わせはメール、仕込みの予定はカレンダー、在庫表やレシピはドライブ、新商品の研究はYouTubeの動画と、仕事の情報はいくつものアプリに散らばっています。

いまのやり方(イメージ)

流れ

いまのやり方(イメージ)

アプリ
担当者が運ぶ
AI
AI

これまでのAIでは、人がアプリから情報をコピーしてAIに運び、答えをまたアプリに戻す必要がありました。10月13日にGoogleが一般提供を始めたGemini 4 Argonは、この運び役を減らせる可能性があります。[s1][s10]注目したいのは賢さそのものより、Googleのアプリとつながる点です。

10月13日に何が使えるようになったか

Gemini 4 Argonのこれまで

年表・推移

Gemini 4 Argon のこれまで

9/30
発表 まず防御の専門家に
10/13
一般提供 アプリ・検索・API
12/1
APIが値上げ 入力も出力も2倍

出典: Google の発表、Gemini API のドキュメント

Argonは9月30日に発表され(日本語の発表は10月1日)、まずサイバー防御の専門家に提供されました。10月13日に一般提供が始まり、さまざまな場所で使えるようになっています。[s1][s10][s27]開発者向けのAPIの料金は、12月1日から入力・出力ともに2倍になる予定です。[s8]

使える場所

要点

Gemini 4 Argon の使える場所

アプリ

Gemini Pro・Ultra

検索

AIモード(順番に)

開発者

API(有料)

開発の道具

Antigravity(Ultra)

いちばん身近なのはGeminiアプリで、有料のGoogle AI ProとUltraでArgonを選べます。Google検索のAIモードでも、ProとUltraの人から順に使えるようになります。[s1][s2][s3][s18]開発者は有料のAPIで、開発の道具Antigravityでは、Ultraの人が使えます。[s1][s8]

日本の月額(2026年10月14日時点)

要点

日本の月額(2026年10月14日時点)

無料

Argonは選べない

Pro

月2,900円 Argonあり

Ultra

月1万4,500円から

無料のプランでは、軽いモデルまでしか使えません。Argonを使うには、月2,900円のProからの契約が必要です。[s18][s20]アプリでは、モデルのメニューで、ふだんの3.8 Flashから4 Argonに切り替えます。[s18][s24]

頭・段取り・道具は別のもの

要点

3つは別もの

頭
頭

Argon(考える)

段取り

タスク・スキル

道具

メール・ドライブ・動画

ただし、Argonを選べばアプリのすべてが賢くなるわけではありません。Argonは考える「頭」で、答えは文字で返します。[s9]メールやドライブを読む、決まった時間に動く、といった働きはアプリの機能です。[s15][s16]賢くなった頭に、Googleの道具がつながる。この組み合わせが一般提供の要点です。

使い方① YouTubeの長い動画を分析する

Geminiアプリへの頼み方(例)

Geminiアプリに頼む(イメージ)
入力
栗あんを絞る場面を、時間つきで
AIの答え
1:12:40 口金の向き/1:18:05 固さ
入力
うちのレシピとのちがいを表に
AIの答え
ちがいは3つ:砂糖・温度・冷やす時間

Geminiアプリは、以前からYouTubeの動画について質問できました。[s14]たとえば、公開されている配信のリンクを渡して「栗あんを絞る場面を、時間つきで」と頼み、さらにドライブにあるお店のレシピと比べて違いを表にしてもらえば、次の試作で何を変えるかが決まります(例)。

前からできたなら、Argonで何が変わる?

長い動画のテスト(LVBench)

グラフ

長い動画のテスト(LVBench・平均約68分の動画)

Gemini 3.8 Flash 9月・Google
87.1
Gemini 4 Argon 10月・Google
91.7
人が答えると 論文
94.4
100問なら、87問 → 92問(Googleの測定)

出典: Google DeepMind(モデルカード・評価方法)、LVBench の論文

変わったのは、長い動画をどれだけ正しく理解できるかです。平均約68分のドラマやスポーツ中継などの中身を問うテスト(LVBench)で、ふだんのモデルの3.8 Flashは87.1%、Argonは91.7%でした。[s6][s7][s22][s23]論文によると、人が答えた場合は94.4%なので、かなり近づいたことになります。[s23]100問なら87問から92問に増える計算ですが、いずれもGoogleが自分で測った数字です。[s6][s7][s22]

動画の2つの見方

全部を順番に
全部を順番に
  • 1秒に1枚、全部読む
  • 短い動画・全体の要約に
VS
長い動画はこっち 探しながら見る
探しながら見る
  • 字幕を先に読む
  • 必要な場面だけ見る

動画を見るのにも、AIの計算の量がかかります。[s11]開発者向けのAPIには2つの見方があり、1つは1秒に1枚の画像と音声を最初からすべて読む方法、もう1つは字幕を先に読んで必要な場面の映像だけを見る方法です。[s8][s11]

88 %
使う量が最大で減る
7 %
長い動画で品質が上がる(約)

出典: Google の Gemini API のドキュメント(長い動画で、全部読む見方とくらべて)

後者の見方は、Argonの発表に合わせて正式に使えるようになりました。Googleの説明では、長い動画なら使う量が最大88%少なくなり、品質は約7%上がります。[s8][s11]ただし、5分より短い動画や全体の要約には、すべてを読む見方のほうが向いています。[s11]

公式の資料から引用
1 動画からシミュレーション 1 動画からシミュレーション
2 実物のロボットへ 2 実物のロボットへ
  • 人が投げる動画
  • Argonが作ったシミュレーション
  • 実物のロボットが投げる
出典:Google DeepMind「Teaching a humanoid robot to play cornhole with Gemini 4 Argon」(2026年10月13日)より

動画から体の動かし方まで計算した例もあります。人が袋を板の穴に投げ入れる動画からシミュレーションを作り、人型のロボットが実際に7回続けて成功させました。Googleの社内のテストです。[s1][s25]

なお、APIで読めるのは公開の動画だけです。AIが答えた時間の位置は、自分で動画を開いて確かめましょう。[s11][s14]

使い方② 毎朝の段取りを「タスク」にする

以前の機能といまの違い

要点

前から → いま

予約アクション

2025年6月から 朝のまとめ

タスク

動いて作るまで(Argonも)

毎朝のまとめは、2025年6月からある「予約アクション」でも頼めました。[s21]いまはチャットの横に「タスク」があり、パソコンの前にいない間もGeminiが作業を進め、Argonで動かすこともできます。[s3][s4][s16][s18]

タスクへの頼み方(例)

タスクに頼む(イメージ)
入力
毎朝7時に、今日やることを教えて
AIの答え
予約は120個。しめきりは前日15時
AIの答え
在庫表だと、枝豆が3kg足りません
AIの答え
問い合わせ2通に、返信の下書きを作りました

たとえば「毎朝7時に、メールと予定とドライブを見て、今日やることを教えて」と頼みます。これは、Googleのヘルプに載っている例とほとんど同じ頼み方です。[s17]返信の下書きまで作っておけますが、送るかどうかは自分で決めます。

タスクが動くきっかけ

判断ガイド

タスクが動くきっかけ(例はイメージ)

時間
毎朝7時
今日やることを
メール
予約が届いたら
在庫を見て下書き
話題
募集が出たら
知らせて予定に

出典: Gemini アプリ ヘルプ(タスクのスケジュール)

タスクが動き出すきっかけは3種類あります。決まった時間、条件に合うメールが届いたとき、そしてニュースや地域のイベントなどの話題が出たときです。[s17]

ヘルプは、パスワードや支払いの情報をタスクに書かないよう注意しています。オフラインのときに動き出したタスクは止められないこともあります。[s16]使えるのは、18歳以上で個人のGoogleアカウントを持ち、ProかUltraを契約している人です。仕事用や学校のアカウントではまだ使えません。[s16][s17]

使い方③ 散らばった資料から提案書とメールを作る

Googleの公式デモ

公式の資料から引用
1 スキルとドライブ 1 スキルとドライブ
2 提案書のスライド 2 提案書のスライド
3 メールの下書き 3 メールの下書き
4 次からは自動で 4 次からは自動で
5 お客さんの表 5 お客さんの表
  • 自分で作ったスキル(いつもの書き方)
  • ドライブで、関係する資料を探す
  • できた提案書(人数・コース・食事の条件)
  • 送信は、人が押す
  • きっかけ:依頼のメールが届いたら
  • 表に足す → 提案書 → 知らせる
  • 画面の注記:途中を短くし、画面は再現
出典:Google「Paperwork: Gemini 4 Argon」のデモ動画(2026年10月13日)より。途中を短くし、画面は再現したもの、と動画に注記

Googleは、資料から提案書とメールを作る流れを公式のデモで見せています。ケータリングのお店が、お客様からの「プランはまだ?」という問い合わせに応える場面です。「自分のスキルで、ドライブの資料から提案書を作って」と頼むと、Argonが資料を探して提案書のスライドを作ります。スキルは、いつもの書き方を保存しておく指示で、9月末からアプリでも使えるようになりました。[s5][s24]

続けて「メールで送って」と頼むと下書きができ、送信のボタンは人が押しています。最後に「これからは、依頼のメールが来るたびに同じように」と頼むと、メールを見張って表に足し、提案書を作って知らせる流れができあがりました。[s24]ただし、画面には「途中を短くし、画面は再現したもの」と注記されており、流れのイメージとして受け止める必要があります。[s24]

14 %
正確さが改善(前の3.1 Proとくらべて)
図の中
細かいところまで、資料をまたいで

出典: Google の発表に載った Box の評価(利用者の話)

利用者の評価として、ファイル管理のBoxは、前のGemini 3.1 Proより正確さが14%改善し、図の中の細かいところまで資料をまたいでつないで答えたと述べています。[s1]

使い方④ 検索で見張る・アプリを作る

話題をきっかけにしたタスク(例)

タスクに頼む(イメージ)
入力
出店の募集が出たら、メールで教えて
入力
カレンダーに、確かめる時間も入れて
AIの答え
募集を見つけました。しめきりは11月20日

先ほどの「話題」のきっかけを使えば、出店の募集が出たらメールで知らせ、確かめる時間を予定に入れてもらう、といった使い方ができます。ただし、チケットの発売のような速い情報は、まだ得意ではないとヘルプに書かれています。[s17]

要点

検索・地図とつながる

AIモード

Pro・Ultraから順番に

地図

保存した場所・検索の記録

開発者

地図の答えは英語だけ

調べもの自体は、Google検索のAIモードでもArgonを使えます。[s1][s2]アプリには、検索や地図で保存したデータもつなげられます。[s15]開発者向けに地図の情報で答えさせる仕組みもありますが、いまは英語の質問と答えだけです。[s12]

MacのGeminiアプリからAntigravityへ

流れ

MacのGeminiアプリから(Antigravity)

計画を承認
裏で作ってテスト
できたら知らせる

MacのGeminiアプリからは、開発の道具Antigravityを呼び出せるようになりました。計画を承認すると、裏でコードを作ってテストし、できたら知らせてくれます。ただし、いまは英語だけで、18歳以上が対象です。[s3][s5]

35 %以上
エージェントのコードが増えた
約1/3
やり直しが減った
600 万行
Chromeの古いフォルダを整理

出典: Google の発表(2026年10月13日、Google 社内の数字)

Google社内では、エージェントが出すコードが35%以上増え、やり直しは約3分の1減ったそうです。Chromeの約600万行の古いフォルダの整理も、数か月かかる作業が数週間で済みました。いずれもGoogleの発表で、外部の人が確かめた数字ではありません。[s1]

以前からできたことと、いまの違い

比較表

前からできたこと → いま(10月13日から)

項目前からいまいま
YouTube質問・要約長い動画に強く
メール・予定朝のまとめ届いたら動く
資料読んで要約提案書とメールまで
検索AIモードAIモードでもArgon

出典: Google の発表、Gemini アプリのリリースノート・ヘルプ

以前からできたことと比べると、YouTubeは長い動画に強くなり、朝のまとめはメールが届いたら動くタスクへ、資料の要約は提案書とメールの作成まで、検索のAIモードでもArgonを選べるようになりました。[s1][s5][s6][s14][s17][s21][s24]

成績 —— 得意なことと苦手なこと

ほかの会社のAIより、すべての面で上なのか?

Googleの比較表(2026年10月)

比較表

Googleの表(%、2026年10月)

項目ArgonArgonAstraFableOpus
長い動画91.787.579.783.7
長い資料84.271.865.066.8
専門の仕事68.963.165.867.0
コマンド操作57.458.257.966.4
パソコン操作69.272.6——

出典: Google DeepMind(モデルカード・評価方法)。Astra は OpenAI、Fable と Opus は Anthropic のモデル

Googleの表で、ここまでの使い方に近い項目を見ると、長い動画、長い資料、金融や法務などの専門の仕事では、Argonが1位でした。比べた相手のAstraはOpenAI、FableとOpusはAnthropicのモデルです。一方で、コマンドの操作ではOpus、パソコンの操作ではAstraが上回っています。[s6]

19項目のうち5項目では、ほかのモデルが上でした。表を作ったのもGoogleで、動画のテストでは、他社のモデルは読み込める画像の枚数が少ない条件で測られています。[s6][s7]何に使うかで選ぶのが現実的です。

使う前の注意点と、ほかのAIとの違い

力と機能は別

つなぐのはアプリ

国と言語

英語・米国だけも

送る・払う

最後は自分で

隠れた指示

ゼロではない

使う前に、4つの点に注意しましょう。1つ目は、Argonの賢さとアプリの機能は別だということです。[s9][s15]2つ目は国と言語で、40以上のアプリとつなぐ機能の多くは米国の英語だけです。日本語の発表にはこの一文がないため、手元で確かめる必要があります。[s4][s5]

3つ目は、送信・支払い・削除といった取り返しのつかない操作の最後のボタンは自分で押すことです。Googleも、こうした操作の前には人に確認するようArgonを訓練したと説明しています。[s1][s13]4つ目は、メールやWebページに隠れたAIへの悪意のある指示(プロンプトインジェクション)です。[s13]

15 回
だまそうとした回数
0.7 %
それで成功した割合

出典: Google の発表(Gray Swan のテスト)

Gray Swanのテストでは、15回だまそうとして成功した割合は0.7%でした。低い数字ですが、ゼロではありません。[s1][s13]また、Argonの知識は2026年3月までなので、新しいことは検索で確かめさせましょう。[s6]

つなぐだけなら、ほかのAIも

要点

つなぐだけなら、ほかのAIも

ChatGPT

Gmail・ドライブなど

Claude

Gmail・予定・ドライブ

Gemini
Gemini

YouTube・検索・地図も

GmailやドライブにつなげられるのはGeminiだけではありません。ChatGPTやClaudeもGmailやドライブにつなげられます。[s28][s29]Geminiの強みは、YouTube・検索・地図まで同じアカウントでつながることです。[s15]ふだん使っている道具に合わせて選ぶとよいでしょう。

試すときの手順

手順

Argonを試す4ステップ

STEP 1
モデルを選ぶ

Pro以上で 4 Argon

STEP 2
アプリをつなぐ

メール・ドライブ・YouTube

STEP 3
まずチャットで

うまくいったらタスクに

STEP 4
送る・払うは自分

下書きまでを任せる

試すなら、まずモデルのメニューで4 Argonを選びます。考える深さは、ふだんは「中」、難しいときだけ「高」で十分です。[s8][s18]次に、メールやドライブ、YouTubeをつなぐ設定をオンにします。[s15]

最初はチャットで一度試し、うまくいったらタスクにして毎日動かします。そして、送信や支払いは自分で行い、AIには下書きまでを任せるようにしましょう。

まとめ

Gemini 4 Argonは、10月13日から有料のProプラン以上で使えるようになりました。[s1][s20]強みは、YouTube・メール・ドライブなどGoogleのアプリとつながった場所で、深く考えて作業できることです。

一方で、成績はGoogle自身の発表が中心で、得意・不得意もあります。送信や支払いは自分で行い、国や言語で使えない機能がないかを確かめたうえで、まずは下書きを任せるところから始めるのがおすすめです。

実践のポイント・まとめ

POINT 1

2時間のYouTubeを見る時間がない

Geminiアプリに動画のリンクを渡し、知りたい場面を時間つきで聞きましょう。Argonは長い動画のテストで、100問なら87問から92問に正解が増えました(Googleの測定)。答えた時間は、自分で動画を開いて確かめます。

POINT 2

Gemini 4 Argonとは結局何か

Googleの最上位のAIモデルで、メール・予定・ドライブ・YouTubeとつないで使えることが強みです。ただし、送信や支払いは自分で行い、国や言語で使えない機能がないか確かめましょう。

POINT 3

毎朝7時にAIに段取りを任せる

Geminiアプリの「タスク」に「毎朝7時に、メールと予定とドライブを見て、今日やることを」と頼めます。パスワードや支払いの情報は書かないこと。使えるのは18歳以上・個人のアカウントのProかUltraの人です。

POINT 4

AIにパスワードを渡していい?

渡してはいけません。Googleのヘルプも、パスワードや支払いの情報はタスクに書かないよう注意しています。ログインが必要な場面では、AIが止まって人に操作を渡す仕組みになっています。

出典・参考文献

検証ファクト一覧を表示する(全44項目)
ID 確認した事実・仕様 出典 注意・補足
F1 2026年9月30日(日本語版は10月1日)に発表。まずサイバー防御の専門家(Fairwind Program)に提供 [s27] [s1]
F2 2026年10月13日(米国時間)に一般提供。API(AI Studio・Gemini のプラットフォーム)で開発者と企業に、Antigravity で Google AI Ultra に、Gemini アプリと Google 検索の AI モードで Google AI Ultra と Pro に、世界で順次 [s1] [s2] [s10] 日本語版は「世界中で順次提供を開始」
F3 Fairwind Program は、さらに数百の参加者に広げる [s1]
F4 「Gemini 4 Argon はほんの始まり。Gemini 4 のほかのモデルも」 [s1]
F5 Gemini アプリでは Google AI Pro・Ultra が Argon を使える(チャットとタスク)。思考レベルは低・中・高。Plus と無料では選べない [s3] [s4] [s18]
F6 日本の月額:Plus 725円、Pro 2,900円(Argon を含む)、Ultra 14,500円(Pro の5倍の上限)・32,000円(20倍)。無料のプランは Flash-Lite [s20]
F7 Gemini アプリで読める量:プランなし3.2万・Plus 12.8万・Pro と Ultra 100万トークン [s19]
F8 Gemini アプリの Argon:あいまいな言い方を減らして直接答える、くり返しと決まり文句を避ける、長いタスクでは進み具合をこまめに知らせる [s3] [s4] 会社の説明
F9 API の料金:2026年11月30日まで入力100万トークン2ドル・出力10ドル(考えた分も出力)、12月1日から4ドル・20ドル。キャッシュの入力は95%引き。無料枠では使えない [s1] [s8]
F10 出力は文字だけ。画像・音声の生成、Live API には対応しない。入力は文字・画像・動画・音声・PDF。読める量は入出力あわせて1,048,576 [s9]
F11 知識は2026年3月まで。ハルシネーション(まちがい)や、遅い・時間切れになることがある [s6]
F12 Gemini アプリは、YouTube の動画・再生リスト・チャンネルを探し、動画の内容について質問できる(ログインとアクティビティの保存が必要)。再生履歴の一覧やコメントなど、YouTube の操作はできない [s14]
F13 API では YouTube の URL をそのまま渡せる(プレビュー・いまは無料)。公開動画だけ(非公開・限定公開は不可)。1回に10本まで [s11]
F14 動画は既定で「1秒に1枚」の画像と音声を全部読み込む(低い画質で1秒あたり約100トークン)。100万トークンのモデルは、既定でおよそ3時間の動画まで [s11]
F15 「探しながら見る」方式(agentic video understanding)が Argon の発表に合わせて正式提供。字幕(文字起こし)を先に見て、必要な場面の映像だけを読み込む。長い動画で、使うトークンが最大88%少なく、品質は約7%高い。Argon・3.8 Flash などが対応 [s8] [s11]
F16 LVBench(長い動画のテスト):公開の動画103本・合計117時間・平均約68分(スポーツ・ドキュメンタリー・テレビ番組など)、1,549問。論文では人が答えると94.4% [s23]
F17 LVBench:Argon 91.7%(10月)、Gemini 3.8 Flash 87.1%(9月、1秒に1枚)。他社は GPT-6 Astra 87.5%・Claude Opus 5.5 83.7%・Claude Fable 5.1 79.7% [s6] [s7] [s22]
F18 ロボット:Argon に人がコーンホールをする動画を見せると、シミュレーションを作り、人型ロボット Apollo 2 の体の動かし方を計算。実物のロボットが7回連続で成功(社内のテスト)。何週間もの作業を数時間に [s1] [s25] [s26] Google の発表
F19 パーソナル インテリジェンス:コンタクト・Google フォト(一部の国)・Google ウォレット(米国のみ)・Google Workspace(Gmail・カレンダー・ドライブなど)・検索サービス(検索・マップ・ショッピングで保存したデータ)・YouTube(履歴)をつなぐ。18歳以上・個人のアカウント。欧州経済領域・ナイジェリア・スイス・英国では使えない。例「YouTube で見た料理動画をもとに買い物リスト」 [s15]
F20 予約アクション(2025年6月〜):起きたら、カレンダーと未読メールのまとめ、など。Pro・Ultra [s21]
F21 タスク:チャットからタスクに切り替えると、パソコンの前にいない間も Gemini が作業を進める(Google のアプリなどで)。Pro・Ultra [s3] [s4] [s16]
F22 タスクの条件:18歳以上・個人の Google アカウント(仕事・学校のアカウントは不可)・Pro か Ultra・アクティビティの保存・パーソナル インテリジェンス。欧州経済領域・ナイジェリア・スイス・英国以外。モバイルアプリ・Mac のアプリ・ウェブ [s16] [s17]
F23 スケジュールは3種類:時間(毎日7時に、メール・カレンダー・ドライブを見て優先事項を)・Gmail(条件に合うメールが届いたら)・トピック(ニュース・地域のイベントなどで何か起きたら) [s17] 「すぐにチケット」のような速い情報は得意ではない
F24 タスクは、引用元つきの調べものを PDF・ドキュメント・スプレッドシート・プレゼンテーションにまとめられる。リモートのブラウザなら、デバイスを閉じても続く。ログインが必要な場面などでは止まって人に渡す [s16]
F25 注意(ヘルプ):ログイン情報・支払いの詳細・機密情報をタスクのスレッドに直接入力しない。機密情報を使う操作のタスクは避ける。オフラインのときに動くと止められないことがある。ウェブを操作するタスクは実行前に確認を求める [s16]
F26 スキル:9月30日から Gemini アプリでも。くり返す作業のやり方を保存しておく指示。Gems の代わりになる [s5]
F27 Google の公式デモ:ドライブの資料からスキルで提案書(スライド)→ メールの下書き(送信は人が押す)→「依頼のメールが来るたびに」の自動の流れ(きっかけ・抜き出す・表に足す・提案書・知らせる)。画面に「途中を短くし、画面は再現したもの」と注記 [s1] [s24]
F28 Box の評価:Argon は Gemini 3.1 Pro より正確さが14%改善。図の中の細部も含めて、資料全体から根拠をつないで答えた [s1]
F29 40以上のアプリ(Instacart・OpenTable・Adobe など)とつなげる。多くは米国の英語、一部は英語圏・ブラジル・インド [s3] [s5] 日本語版の発表にはこの一文がない
F30 Google 検索の AI モードでも、Pro・Ultra に Argon(世界で順次) [s1] [s2]
F31 開発者向け:Argon は Google 検索・Google マップの情報で答える仕組みに対応。マップの仕組みはいまは英語の質問と答えだけ [s9] [s12]
F32 Mac の Gemini アプリから Antigravity:計画を承認すると、裏でコードを作ってテストし、できたら知らせる。英語のみ、個人のアカウントと対象の仕事用アカウント(18歳以上) [s5]
F33 Antigravity で Argon を使えるのは Google AI Ultra [s1]
F34 Google 社内:Antigravity の Argon で、エージェントが出すコードが35%以上増え、やり直し(ロールバック)は約3分の1減った [s1] 日本語版は「3分の1まで」と訳している。英語に合わせる
F35 Chrome:約4,000万行の Chromium の中の、約600万行の古いフォルダから、ページを表示する中心の部分を切り分けた。数か月かかる作業を数週間で [s1]
F36 19項目のうち Argon が1位13・同点1・ほかのモデルが上5 [s6] [s7]
F37 Vals Index(金融・法務・税務・コード):Argon 68.9%、Opus 5.5 67.0%、Fable 5.1 65.8%、Astra 63.1% [s6]
F38 GraphWalks(25.6万〜100万トークンの長い資料の中のつながり):Argon 84.2%、Astra 71.8%、Opus 5.5 66.8%、Fable 5.1 65.0% [s6] [s7] 全モデル Google が測定
F39 ほかが上:Terminal-bench 4.0(コマンド操作)Opus 5.5 66.4% / Argon 57.4%、OSWorld-2.0(パソコン操作)Astra 72.6% / Argon 69.2%、FrontierSWE v2 Astra 65.5% / Argon 55.0% [s6]
F40 評価方法:Argon は最も高い思考の設定。他社は各社の発表の数字(ないときは公開の成績表)。一部は Google が自分で測った [s7]
F41 取り返しのつかない操作の前に人の確認を待つよう訓練。テストで「ずる」をしようとした割合は2% [s1] [s13]
F42 メール・ウェブページに隠された指示(プロンプトインジェクション):Gray Swan のテストで、15回だまそうとして成功したのは0.7% [s1] [s13] ゼロではない
F43 Claude:Gmail・Google カレンダー・Google ドライブのコネクタ(全ユーザー)。送信・移動などは既定で毎回の承認 [s28]
F44 ChatGPT:Gmail・カレンダー・ドライブなどの Google アプリをつなげる [s29]

※ 記事中のお店の例(朝の準備・2時間の配信・カフェからの相談・出店の募集・AIとのやりとりの画面)はイメージで、Gemini で実際に動かしたものではありません。生成したイラスト(ロボット)は、Google の製品やロゴとは関係ありません。

※ 画面に出した Gemini アプリの画面(ケータリングの提案書のデモ)とロボットの画面は、Google の公式の YouTube のデモ動画「Paperwork: Gemini 4 Argon」「Teaching a humanoid robot to play cornhole with Gemini 4 Argon」からの引用です。提案書のデモ動画には「途中を短くし、画面は再現したもの」と書かれています。画像は加工していません。

※ テストの数字は Google の発表(モデルカード・評価方法、2026年10月)です。Argon の点の多くは Google が自分で測ったもので、他社の点は各社の発表などです。長い動画のテスト(LVBench)では、他社のモデルは読み込める画像の枚数が少ない条件で測られています。人の正解率94.4%は LVBench の論文の数字です。Box の数字は、Google のブログに載った利用者の話です。

※ 料金・使える場所は2026年10月14日時点の Google の発表・料金ページ・ヘルプによります。月額は日本の料金で、税の扱いは確かめていません。国・言語・アカウントの種類によって使えない機能があります。